こんにちはmihaです。
フランスのマルセイユ駅からローカル線に乗り込み、国境を越えイタリアミラノへ向かいました。
旅の途中での話です。
ミラノへ向かう途中、ジェノヴァ駅(Genova Piazza Principe)で乗り換えなければなりませんでした。
ジェノヴァと言えば、ジェノヴァパスタ!本当に現地でメジャーな食べものか?ということを検証してみたくて
乗り換えの約2時間の待ち時間のあいだに
ジェノヴァ駅で
ジェノベーゼを食べるぞっ!!!
チャレンジ
そう!気分はあのヒロシの
「異郷の駅前食堂 迷宮グルメ」風
しかし、最初に謝っておきます。
結果、ジェノベーゼ、
たべられませんでした。
ぎょぎょぎょ、ごめんなさい
やっと入ったお店で、注文したら ぶっきらぼうな店員さんに首を振られ仕方なく他のものを注文しました。
納得いただいた上で、時間のある方!先に読み進めてくださればとっても嬉しいです(^^♪
ジェノヴァでジェノベーゼ
ジェノヴァ駅での乗り換え2時間で駅の近くでジェノヴェーゼが食べらるお店を探しました。
しかし、時間がないので焦っていたため2,3件の候補の中から
お店を決める ⇒ 覚悟を決めて入店 ⇒ ジェノベーゼないと言われる
ということで、仕方なく他のメニューを急遽えらび注文し たべました。
(´;ω;`)ウゥゥ
そもそもなんでローカル線?
なぜローカル線なんてわざわざ乗ったのか。
単純に電車の移動がめちゃ安だったからです。 日本の交通費を基準に考えると驚くほど激安です。
フランスのマルセイユからミラノまで、37€程度でした。
ジェノヴァ駅
フランスまでは平和な空気が漂っていましたが、イタリアを超えた途端、様子が一変するのがまじで怖かったです。イタリアのリアルを見たような感じでした。
【地図】ジェノヴァ駅の位置
フランスとイタリアの国境のまち
ヴァンテミリア駅(Ventimiglia)でも乗り換え。
この駅はまだ南仏ののどかな雰囲気が残っていたので、わたしも心の余裕がまだまだあった感じ。このあとあんなドキドキ体験が待ってるだなんて!
( ゚Д゚)
乗り換えのほんのわずかな時間、近くの市場でパルミジャーノレッジャーノが超どでかい塊で売っていたのですが、さすがイタリア! 1kg1500円前後と安かったです。
この駅を境に左側はフランス、右側はイタリア を示す看板。
日本ではありえないのでとっても不思議な光景でした。しかし、駅のムードからするとフランスの内装とは明らかに違う。
すでにイタリア感が漂っまくっている。
イタリアローカル線の実態
更に、電車に乗り込んでびっくり! 車両もぜーーんぜんっ違うのです。
落書きはあるし、車体がなにしろ古いし、どんよりしてる。
驚いたのはそれだけではなく、2019年だというのに な・なんと
ぼっとん便所!
ボロボロの便器をおそるおそる覗いてみると、線路が丸見え状態。
用を足した後は自動的に線路の彼方にとんでいく仕組みです。
改札は存在せず
改札口というものが存在せず、フリー改札です。この駅に限らずフランスもですが、ヨーロッパはそうなのかな?
改札ががない代わりに、こうして駅に設置してある機械に、自分でチケットに打刻して正規にゲートをくぐりましたよって証拠を残すわけです。
抜き打ちでコントロールという鉄道警察のような人たちのチェックが入ったとき、刻印がないと乗車料金の3倍ほどの罰金を課せられるそうです。
改札フリーなので、切符を万が一買わなくても入れてしまうため、フランスでも捕まってる人を目撃しました。運がよければタダで乗車できてしまうシステム。
イチかバチかの命がけで無料で電車に乗って移動したりする人が多そうです。
コントロールも捕まえる気満々なので、追い込み漁さながら複数人のチームで敵を一網打尽に他の車両に移っても絶対に逃げられないように捕まえています。
無事に到着を願う
ヴァンテミリアを離れるに従って、外の景色が徐々になんか違うムードに。
さっきまでコートダジュール。海辺はキラキラとしていて車窓からの景色は日常を忘れるほどの優雅さだったのに、同じ海岸線とは思えないほどに様子が変わってきます。
駅に停車するたびに、乗ってくる人の層もうそみたいにガラリと変わるので、徐々に心に余裕がなくなってきました。
そして気になる人が、駅で降りてくれると安堵して。の繰り返し笑
常に緊張状態すぎて写真を撮る余裕もなく、iPhone出すのも恐ろしく、 ましてやGoproなんかで撮影しているのがバレたら、絶対120%寄ってきて取られておしまい。
なんていうのを想像しながら 、無事に目的地まで着くことだけを祈っていたのです。
無賃乗車っぽい人々
明らか旅行ではない大量のナゾの荷物を持った大家族、あきらかヤバそうな若者たち、主に移民系の人たちが大半でした。
普段イメージしているイタリアとはかけ離れたもうひとつのイタリアを垣間見た気がしました。
唯一、車両に小ぎれいなスーツケースを持ち、きちんとした服装のイタリア人男性がいたので、その人の隣の席に身を潜めていました。何かあったら助けを求めるつもりでばっちりマーク。
「この人絶対切符持ってないな」と疑わしい人は確実に行動が怪しいので、駅が近づくとコントロールが乗ってくるのを避けてか、トイレに引きこもったまま出てこないのです。しばらくして様子を伺いつつ、問題なさそうならまたひょっこり席に戻る。といった落ち着かない乗り方をしていました。
とにかく、こんなローカルな電車は慣れない旅行者にはハードルが高すぎて、緊張しすぎて頭痛がしてくるぐらいでした。
明るい昼間だからいいけど、夜は絶対に乗ったらだめなヤツです。
勇気を出して入ったお店
さて、遠回りしましたが、肝心のパスタを食べた話です。
上の写真、画面突き当りがジェノヴァ駅方面です。たった2時間ということもあり、駅近限定で探すとなると ほんとうに限られたところしかなく、おそるおそる覗いて店の様子を伺います。
そして、外のメニュー看板はあやしさ満点
看板が色あせてるところが気になりましたが、値段が安すぎてびっくり(゚Д゚;)
この店に限らずですが、イタリア自体の物価がフランスに比べてすごく安いようです。
ボロネーゼ 5.5€
だいたいどれも5~6€ 看板にもジェノベーゼがあったので、勇気をだして入ってみることに。
しかし、冒頭でもお伝えしたとおり、そう・・・ お伝えしたのにここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます(‘ω’)ノ
本場でジェノベーゼを食べることができなかったのが悔やまれます。
ここは本場ジェノヴァなのに。
仕方なく頼んだものは
ボロネーゼとトマトのニョッキ
麺のボソボソ感や、ソースの生臭さ・・・💦
どう頑張っても ごっくんと飲み込めない。
残したら悪いと思ったのですが、ご覧の通り精いっぱい頑張ったけど。ごめんなさいしました。
2皿でたった12€ぐらいでしたが、ちょっとショックでした。
今回の教訓
たまたま思いついたこととは言え、知らない土地でレストランなどを探す場合はある程度ネットで下調べが必要だと再認識しました。
旅をする上で、行き当たりばったりが楽しい場合と、そうじゃない場合があると思いますが、今回は乗り継ぎの2時間で、ジェノヴェーゼを食べることができるか?!
というテーマだったので、事前に調べず行き当たりばったりチャレンジでした。
なので、例え料理がイマイチでも、それも旅の醍醐味とおもえるハプニングとしてまあ、思い出の一ページへ追加。ということで。笑
おしまい。
それにしても、絶対失敗したくない人は、あらかじめ入念に下調べをすることを強くおススメいたします。
しっかり調べてたどり着けた佐藤オオキも通うミラノのパニーニ屋さんの話はこちら
最後まで読んでくださってありがとうございました(^^♪
それではみなさん良い旅を! Bon voyage~~