砂漠のテントに1泊しましたが、
寒すぎてブルブル震えてほぼ一睡もできず…。
サハラの案内人はベルベル人
砂漠に行くまで「ベルベル人」の存在を知りませんでした。
そもそもベルベル人と聞いて、ピン!とくる人ってあまりいないと思いますが、北アフリカの先住民族だそうですが、ベルベル人ってイケメン揃いなんです。よく見ると顔立ちが日本人と似た感じではあるのですが、みなさんめっちゃ小顔です。
砂漠に到着すると、このベルベル人スタッフたちが案内人となります。
ベルベル人は、北アフリカの広い地域に古くから住み、アフロ・アジア語族のベルベル諸語を母語とする人々の総称。北アフリカ諸国でアラブ人が多数を占めるようになった現在も一定の人口をもち、文化的な独自性を維持する先住民族である。形質的にはコーカソイドで、宗教はイスラム教を信じる。 ウィキペディア
余談ですが、沢尻エリカさんがベルベル系フランス人と日本人のハーフだということで、あのシュッとした目鼻立ちから、たしかに~と妙に納得してしまいました。
アイト・ベン・ハッドゥ 要塞化された集落
観光スポットも廻ります
アイト・ベン・ハッドゥでは、ほぼ昔のまま集落の様子を見ることができます。
荷物を運ぶのは、ロバさん。この周辺の全体が遺跡のようになっており、かつてはこの集落で人々が暮らしていたそうです。今ではお土産なども売られていて観光名所となっています。
売り物? もはやだいぶ年季が入っている。
遠くから見るとこんな風になっている。映画のロケなどにも使われたそう。乾いた土の色と、カサカサの緑のコントラストが良く似合っている。
ベルベル人は商売上手
この中では、ツアー客向けに、ラグも売っています。商売上手です。
家族でツアーに参加していたフランス人のお父さんは「いい買い物した!」と600€ぐらいのでっかいラグ購入していました。
私はというと、最後まで買うのを渋っていたら「50€ぐらいにしてあげる。」と言われついつい玄関サイズマットつい買ってしまいました。ラクダの毛で織られていると言っていましたが後から思うと疑問?!
この部屋で実際におばあさんが がっしゃん がっしゃんと機織り機で作業を進めながら、その横でベルベル人のおじさんがラグの説明をしているのですが、実際はもう、ここの集落では作ってはいない様子です。
ここでわざわざ買わなくても、同じようなものがマラケシュのスークなどでたくさん売っているので、思い出の品と割り切って買う分にはいいのかな。と思いました。
逆にスークから買ってきている可能性もあるとみています。笑
ちなみにちゃっかりユーロもカードも使えます! 近代的!( ゚Д゚)
予告なしのトイレ休憩
日本人のツアーのイメージってある程度スケジュールが発表されるとおもうのですが
こちででは、このツアーに限らず車内でのアナウンスやスケジュール報告一切ありません。そこが一番心配なところではあります。
急にトイレに行きたくなったらどうするかって?
それは、申告するしかありません。でも適当なところで停車してくれるとは思います。誰かがATMに行きたいと申告したとき、運よく止まってくれましたので、ドライバーさんに勇気を出してまずは意思を伝えることです。
ここは、見晴らしの良いスポットだったので、トイレとお茶休憩しているところです。写真奥に見えるのが、モロッコでは定番のミントティ
ミントティすっごい甘いんです。びっくり。ごっそりミント入っています。モロッコの人はかなりの頻度でミントティ飲むようです。ここでは私たちはコーヒーを飲みました。
ホテルのクオリティは予想以上
出発日当日の夕方、こちらのホテルに到着しました。思ったより写真がなくてびっくり。日中はわりと日差しが強く暑いのですが、陽が暮れた瞬間ぐっと寒くなります。うそみたいに寒い。
目の詰まったカチカチのウールの毛布が3枚ぐらい用意してあり、一人一台ベットもあり快適に眠ることができました。夕飯はタジンとおかずなどツアー参加者とみんなで食べました。
でもシャワーは油断できない
考えてみれば砂漠に近い山の中です。シャワーのお湯に限りがあります。各部屋にシャワーがあり水圧も思ったより強めでしたが、5分程度で終わらせないと、2人目は後半徐々に水に近づいてぎりぎりでした。なので、さっさと終わらせないと途中で水になるという惨事が起きてしまいます。
しかし、こんな砂漠で水が出るだけで幸せだと水のありがたさを実感する瞬間です。
日本では、蛇口をひねれば水が出るし、お店に行けば食べるものも売っている。しかし、それが果たして幸せなのか。便利なことが幸せなのか。
しあわせってなんだろう。モロッコにいる間、いろんな場面で考えたことです。
そして砂漠はすばらしい
太陽がめちゃめちゃ でっかいです。 砂漠に行きたかった理由はこれを見るためでもあります。素直に感動級です!
砂漠の入り口です。ここはホテルですが、私たちのツアーではここには泊まりません。この門の先に砂漠が広がります。この扉のむこうには私たちを乗せるラクダも待っています。
よく見ると、このひもってラクダの奥歯に引っ掛けられているのです。なんか気の毒。荷物もあまりたくさんだと大変そう。できるだけ荷物は軽量でお願いしたいですね。
砂漠のはじまりってどうなってるんだろう。と、疑問でしたが、海の砂浜と似てます。この先へいくと海があるかわりに果てしなく砂漠がつづきます。
らくだ使いの方へのチップが必要
受付カウンターでラクダ使いのチップをお支払いします。
(正確な金額は覚えていませんが日本円で300円程度だったと思う)
この時点で、夕方5時ごろです。とりあえず、並んでるラクダにツアー客が順番に配車されていきます。ラクダは揺れが激しいです!かなり腹筋使うし、お尻が痛いかもです。
どれくらい乗るなどの説明がなかったので、我慢の配分には困りました。
なんだかんだでラクダに乗っている時間は1時間半ぐらいでした。すっごい奥深く来たかのようだけど距離にしたらさほど遠くないと思う。
ベルベルテントで一夜を過ごす
傾く夕陽を見ながらラクダは進みます。写真では伝わらないですが まじで静寂なんです。
18:00頃 テント到着
もう太陽がギリギリだったのでテント付近ではたくさん写真が撮れませんでした。
テントが何棟か常設されいるのですが、適当に割り振られます。たまたまラッキーなことに1つのテントで私たちは2人だけでした。
20:00頃
夕食 もちろん ターフだけの砂漠の星空の下にて。
野菜のタジンと ピタパン ひとつの班に5.6名
どかんと大皿の盛り合わせ。みんなで分けて食べるスタイルです。
食後 キャンプファイヤー
ベルベル人が太鼓と歌でもてなしてくれる。降り注ぐような星空を撮影できなかったのが残念です。キャンプファイヤーは夜中まで続くが途中で退散してもOKな感じでした。
テントですが、意外にもベットが用意されいます。そして、毛布も何枚か用意があります。ですが、砂漠の夜の気温は東京の真冬の寒さ以上だと推測します。
めちゃくちゃ寒い!寒いです!
ホカロンを体中に張り付けて、もちろん上着から何からすべて身に着けた上でのホカロンですが、寒すぎてほぼ一睡もできない状態でした。暖か対策することを強くおススメいたします。
そして夜明けとともに
朝6時頃再び出発
早朝6時 夜も明けない 何も見えない真っ暗なうちにまたラクダに乗って幻想的な夜明けの空を見ながら元来た場所に戻ります。砂漠の入口に到着(もと来た場所)朝食が用意されてるので、それぞれ着いた順に食べて 車に乗り込み 再びマラケシュへ向けて出発します。
必ず必要なもの
最後に感想
一生に一度は砂漠にいく! と思って臨んだ旅でしたが、もう一度行きたくなっています。行こうかどうか迷ってる方に届くと嬉しいです!
素敵な旅を! Bon voyage!