本場フランスの「ニース風サラダ」の材料を調べて作りました。
できるだけ本場フランスのレシピに忠実に再現してみました。
大至急材料を知りたい方は、ずずずい~っと 下へスクロールして 「2ニース風サラダの具材」より読み進めて頂けたら幸いです。 |
さて、ニース風サラダに限ったことではありませんが、日本で食べる海外発祥の食べ物はだいたいアレンジしている場合が多いです。
ニースサラダ発祥の地、ニースで地中海を眺めながらシーフードサラダを食べました。
うちに帰って、いざニース風サラダを作ろうと思ったら、あれ?どんな材料を使うんだっけ?となりさっそく調べてみることに。
こちらが、本場ニースで食べたシーフードサラダ。
本場はわりと大雑把です。
「ニース風サラダ」を本場フランスのレシピで作る。
「ニース風サラダ」は、誰でも1度は耳にしたことがあるほど有名なサラダですよね。
暖い季節になってくるとフレッシュな「サラダ」が無性に食べたくなります。
しかし、ニース風サラダって名前は知ってても、いざ作ろうとすると、正確に材料がわからないし、何が入ってるんだっけ?
なんて悩んじゃう。
しかも、外国から入ってきたメニューは日本風にアレンジされてることが多いので、お店によって使ってる食材が違うことも多々あり。
どうせ作るなら本場フランスのレシピに忠実に作りたい!
そんな思いからフランスのサイトで調べてみました。
フランス人の考える「ニース風サラダ」は具材に一体なにが使われているんだろうか。
そもそも「ニース風サラダ」とは?
フランスでの正式はサラダニソワーズという名前でした。
諸説あるようですが、フランスのウィキペディアによりますと、
元々の材料は、アンチョビトマトオリーブオイルのみで構成されていた。
と書いてあります。
どうやら、定義はシンプルにニース界隈の土地で採れるものだけを使ったサラダだったようです。
ニース風サラダの具材
フランス名では「サラダニソワーズ La salade Niçoise」という名前だということがわかったところで、フランスの料理サイトでも調べてみます。
フランスのサイトでも日本と同じように、たくさんの人がレシピを公開していました。使用している材料もパッと見た感じは似たり寄ったりですが、やっぱりバラつきがあります。
レシピサイトでは、きゅうりを使ってる人に対してコメント欄に
「ニースサラダにキュウリは使わないよ!」的な書き込みがあったりして面白いです。
我こそは元祖!きゅうりは邪道だ!など、伝統的なものに派閥はつきもの。
自分のレシピに抗議されたらビビりますが…。
日本で食べる「ニース風サラダ」
“フランスの大衆食文化を伝える”
が、コンセプトのAUX BACCHANALES.
オーバカナルのニース風サラダ、サラダニソワーズでです。ばっちりキュウリが入っていますが、さすがコンセプトが「フランスの大衆文化を伝える」だけあって、お店の空気感とともに良い感じです。バケットが付いて1,300円でした。
次に、日本の「paul」で食べたニース風サラダです。
PAULのフランスのサイト、サラダやパンがめちゃくちゃ美味しそう。
野菜の発色がまるでおままごとのような色彩で逆に少し不自然ですが、キュウリは入っておらず、茹でたジャガイモは入っています。
ゆで卵はやや半熟でした。共通して外せないのはやはりツナですね。
お店によってサラダの構成や使用する食材は多少違いますが、フランスの料理サイトのレシピをいくつかピックアップしました。
本場の「ニース風サラダ」で使用している食材
トマト
エキストラバージンオイル
にんにく
アンチョビ
バジル
マグロ缶詰(ツナ)
たまご
塩
こしょう
ということで、近所のスーパーで簡単に揃う食材ですね。
材料の欄にほぼ 記載されてないのですが、写真で見る限りベビーリーフとかレタスっぽいものを使用しています。なので、一応ベビーリーフを用意しました。
ではでは こちらの材料を使って盛り付けましょう。
調味料系は、左からこしょう、塩、粒マスタード、バルサミコ酢、エキストラバージンオイル。オイルは南仏産のBIOのオイルです。
そして、上記の材料を盛り付けてみた結果がこちらでございます。
ニース風サラダ(サラダニソワーズ)盛り付け完成!
なんかこざっぱりしてますね。しかし、レシピに忠実に作りました。
そして以下は使わない食材たち。
アーティチョークも完全少数派でした。日本ではほとんど見かけない野菜なのでこれも除外。
実際、フランス人のお宅の食事はシンプルで素朴なことが多いと聞きました。日本の一般的な家庭の夕飯は毎回豪華なイメージがありますが、調理というよりは、煮込んだり、焼くだけなど凝ったものは滅多に作らないそう。私たち日本人が思うフランス料理はレストランで特別な日に食べるものらしいです。
南仏マルシェのかわいいお野菜たち
ちなみに写真右側の野菜はカブです。皮は紫ですが、中身は真っ白。
南仏は気候も空気も良いので、野菜たちがのびのびと育っているように感じました。こんなにフレッシュな野菜が採れる土地柄、こうしてサラダとして食べる食文化が育ってきたんだな〜と。
南仏の市場をチェックして納得しました。
それから、ニース風サラダのレシピで「じゃがいも」は、ほとんどのレシピに記載がありませんでした。もともとは生の野菜のみを使用するとのことですので茹でたじゃがいもは今回除外しました。
ドレッシングについて
日本で食べるニース風サラダのドレッシングは、オリーブオイルとビネガーに塩のみ。といった割とシンプルなものでした。
フランスの料理サイトではベースのお酢は主に3種類でした。
✳︎ 赤ワインビネガー
✳︎ 粒マスタード
ドレッシングに関してはウィキペディアでは発見しきれず。
みんなのレシピにも「ドレッシング」を表記してるサイトは意外と少ないです。
こんなドレッシングの紹介もありました。
とか
というレシピもありまして。
結局、にんにくの使い方はイマイチわからなかったのですが、オリーブオイルベースでとにかくシンプルです。
こちらのサイトで「ビグレットドレッシング」というのが紹介されていました。ご参考にどうぞ。
こちらの材料を入れて、空気を含ませるように泡だて器で混ぜて乳化させます。どろ~んと濁ってきたら出来上がり!
フランスの野菜と日本の野菜
サラダは材料を揃えて、盛り付けるだけのシンプル料理とはいっても、シンプルなだけに、素材そのもので勝負するといった感じでもありますね。
袋詰めされた日本のスーパーのベビーリーフ(写真上)は重さを確認し忘れましたが少なめです。
一方、フランスのベビーリーフ125gで0.99ユーロ フランス人の感覚からすると、99円といったところでしょうか。
結論と反省
温暖な気候で取れるフレッシュな野菜だからこそ 「ニース風サラダ」が完成するのであり、あのさわやかな空気とともに食べる野菜だからこそ価値があるんだろうな~ としみじみ感じたのでした。
でも この組み合わせはやはり美味しい!
それと、ゆで卵は 固ゆでが主流ということ。ここをミスりました。若干だけど半熟になってしまい、フランスのサラダニソワーズが少し遠のいてしまったことが少し反省点です。
ぜひ、みなさんもニース風サラダ作ってみてくださいね。
では、最後までお付き合いくださりありがとうございました。
Bon appétit~ (^^)/